パン・デ・デューの〈視点〉を探れ!

〈 "対立" から "協力" の 世へ 〉… そんな 想いと 共に 歩む Global Duo の "Piano Forte - Artist" Yuki が 楽器を ペンに 持ち換え 文章での "表現" に 挑んだ〈エッセイ集〉。(★/☆付きカテゴリー項目を開けると目次が登場します。)
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「終戦のエンペラー」と、そのレビューをみて
暑中お見舞い申し上げます。

お盆はやはり来客が多いですね・・・。そんな中、少し前に 終戦のエンペラー を観てきました。



史実にロマンスのフィクションを加えた点 のみ に言及すると「タイタニック」を思い出しました(笑)。でもこのロマンスの部分が、最初は「?」なんですが、最後に「そういうことか!それが言いたくてコレを伏線として織り込んだのだな」とわかります(あとで調べると100%フィクションとも言えないモデルとなる人物が実在したとか)。また、受け取り方は様々でしょうが私自身は「日米共同作ということで中立の視点で描かれている」という印象を受けました。

いつの時代も歴史が動く時って、「教科書では2、3行しかない記述」の背景にとてつもない裏話があるもの。「価値観やコミュニケーション法など文化的背景の違い」という壁を乗り越え、あの混乱の時代に日米が歩み寄り新たな一歩を踏み出すのに一役買った「表の人物(マッカーサーと昭和天皇)」と「裏の人物(マッカーサーの部下と日本人恋人)」・・(自分も2つの国の狭間で勝手ながら架け橋役させてもらってるから、ごっつぅよぅわかるわぁ、あの葛藤・・)。

前半ストーリーを追うのに目を白黒させていた私も、後半につれてじわじわと感動が身体の隅々に行き渡りました。レビューなどで色んな人の感想を見ると実に千差万別ですが、「ただ映画に歴史を語ってもらう」という受け身でなく「“行間に漂う奥深いメッセージ(しかも複数あり)” を積極的にキャッチしよう」と臨むと、とても意義のある映画であることがわかるはず。昭和天皇とマッカーサーが対面する場面も、シーン自体は淡々としてるのですが、これまた「そうだったのか!どちらも凄いぞ・・」と頭下がりますよ。

映画って「芸術」だと思うんですね。創る人は皆、実は「全人類に普遍の大事なメッセージ」を「どうしても伝えなければ」という衝動(使命感?)にかられて、愛を込めて創ってくれてるんだと思います。だから既にある他の一見似たようなものと比べて「こういうものはこうであるべき」という狭い視野で批評を下したり、自身のアンテナが未熟だったのかもしれないのを棚に上げて浅い読みしかせず「重箱の隅をつつく/木を見て森を見ず」的な「上から目線・批判」をしたりしないで、コチラも「オープン・マインド & 柔らか頭」にして 敬意と愛をもって 主旨を汲み取る 姿勢 で堪能しないと、しのぎを削って創ってくれた人たちにはそもそも失礼だし、第一、色々気付かせてもらえる機会をみすみす逃し「もったいない」・・・と、私は思います(自分も「ものを生み出し表現する」という立場の人間として)。頭(理屈)でなくてハート(感性)で観るというか・・。

・・・ともあれ、まずは私に騙されたと思って是非一度ご覧になってみて下さい。「感動」だけでなく、その後いろいろ考えさせられる映画でもあります。
15:36 | ★ 芸術家らしい真面目な話 | comments(1) | trackbacks(0)| - |
コメント
『終戦のエンペラー』―― 勝者と敗者の壁をこえるために
http://synodos.jp/international/4948

レビューではないですが、一読はしていただきたい「専門家同士の対談」です。比較的近い見方を私もしてました。

「事実が正確でない」とか「恋愛部分は邪魔」とか「やっぱりアメリカ寄り」など、細部にこだわったり、うがった見方したり・・より、大局的に「映画の伝えたかったこと」を、とらえる・・その参考になれば・・。

一般のレビューの中でもモチロン、よくポイントをとらえられて的確な言葉にしておられる方も沢山。

「新しい“視点・手法”の映画」なんでしょうね、この映画。だから賛否両論に分かれる。それだけ「人々を刺激する、メッセージ性の高い映画」ってことでしょう。この映画に限らず「本当に良いもの(しかも“新しい”もの)」は、とかく批判にさらされて、最初から「万人ウケ」はしないのが世の常かな。
2013/08/19 6:14 AM by 参照付録
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