2010.08.25 Wednesday
↑ これは先週、福井の本願寺で、御堂の上方にある連なったレリーフ(?)の1つを撮ったもの。天女が笙を吹いております。(他にも、打楽器、横笛、琴・・等を演奏している天女達が、ズラッと並んでおりました。)
↓ こちらはウィーンのカールス教会という所で、天井画の近くまでエレベーターで行けたので撮りまくった中の1つ。
「お寺」と「教会」・・正に「東と西」・・遥か“いにしえ”に地球の裏側同士で、脈々と「異文化」が育まれていたのだなぁ、、、と、短期間に見せつけられました。今ココに1人の人間がいれば、その背景に「代々受け継いだそういうもの」を実は紛れも無く背負っているって事ですよね。神様はなぜ同じ地球に「正反対の文化」を作ったんだろう・・・初めから一緒ならもっと楽だったろうに・・・。
遠藤周作さんのエッセイで『仏教もキリスト教も結局は同じ山の頂点に違うルートで登ってるだけなのではないか』というフレーズがあり、妙に記憶に残っております。前後の脈絡も忘れてるのに、私がココでその部分だけ載せるのは、あまりに短絡か、とは思いますし、自分の言葉で言い切るにはまだまだ知識不足ではあります。ただでさえ「宗教」というデリケートな話題は気をつけなくてはいけないのは重々承知。
でも、もしかして途中の細部表現にこだわらなければ、行き着く所の「人間はこうあるべきだよ」というメッセージは同じなのでは???
・・・思えば物心ついた頃からこれに近いことを直感で感じ取ったり思い巡らしてきた私ですが、この度、初めてそのほんの一部を噴出(?)させていただいた感じです。お読み下さりありがとうございました。